『世の中のヒント』

日常生活の中で気付いたことなどをいろいろ気ままに書いていきます。

雨の日の失敗

 街は、もう、クリスマス気分です。

 


 今日の朝、夕方から雨ということで、傘を持って行こうと思ったんですけど、『まあ、大丈夫だろう』と思って、持って行かなかったんです。



 あ、ただ、いつもカバンに折りたたみ傘を入れております。



 しかし、私の折りたたみ傘は非常に小さく、普段は傘とは思っていないわけです。



 私が持っている折りたたみ傘は、本当に、緊急時に出番の傘に過ぎないと思っていて、持っていても普段はほとんど使うことがありません。



 ということで、普通の傘を持たずに家を出ました。



 あ、実は、職場に傘を一本忘れたままになっていて、帰りに雨が降っても、その傘を使えばいいかとも思ったわけです。



 運良く、朝は雨が降らず、職場まで無事に到着し、事なきを得たのです。



 私は仕事中は、ほとんど自分の机から動かず、窓から外を見ることもないので、外の天気がどうなっているかも分からないのです。



 それで、外も暗くなり、仕事が終わって外に出たのですが、案の定、外は雨がしとしとと降っていたのです。



 雨粒が顔に当たって、『あ~、傘を持って帰るの忘れた~。』と思いましたが、『まあ、大丈夫だろう。』と思って、そのまま帰宅の途についたのであります。



 そして、電車に乗ったわけですが、電車に乗ってお気に入りのYouTubeなんぞ見ていましたら、自分の降りる駅を過ぎてしまっていたのです。



 正確に話しますと、自分の降りる駅に電車は止まったんですけれども、私がそのことに気付いたのは、電車のドアが閉まるブザーが聞こえたためで、ドアが閉まる直前でありました。



 今さら、慌てて席を立ち、走って電車から降りるのもカッコ悪いと思い、本当は内心慌てていたのですが、何も起きていないようなふりをして、じっと席に座っておりました。



 この突然のアクシデントで、私は内心取り乱してしまい、外が雨であることも忘れていました。



 そして、次の駅で、何事も無かったように降りたのでございます。



 その駅から自宅までは、いつも降りる最寄りの駅から家に帰る距離としてはかなり遠いのですが、『まあ、いいか。』と駅から外に出たのであります。



 そしたら、案の定、かなりの雨だったのです。


 私は、慌てて緊急用の小さな折りたたみ傘を出そうとして、鞄の中を手で探ったのですが、愕然としたのであります。



 最後の砦である折りたたみ傘が入ってなかったのです。



 そして、あることに気付きました。



 今日は、別のカバンを持って行っていたのであります。



 一瞬にして、頭の中が絶望感で溢れました。



 私は、仕方なく、軒下を渡り歩いて、雨に濡れながら、自宅までたどり着きました。



 ということで、私は、普段、家に一本、職場に一本、カバンの中に一本と、合計三本の傘を使い分けているのですが、今日は、三本持っている傘を一本も使えなかったのでありました。



 傘を三本持っていても、必要な時に使えなければ、全く意味がないのであります。


 ただ、雨に濡れて、公園もいつもよりも綺麗に見えました



 道路も濡れていて、いつもより、灯りが綺麗でした。