今日、仕事の帰りに電車に乗った。

　毎日のことだけど、私が乗った時は、いつも、結構な満員状態。

　今日、私の前には、髪の薄い中年の男性が立っていた。

　少しだけ私の方が背が高かったみたいで、前の二人の男性の頭頂部が見えていた。

　一人は、耳の上から生えた髪を頭頂部から反対側まで引っ張って来て固めているようで、本当にバーコードのようになっていた。

　もう一人は、もともと髪の毛が無くて、うっすらとほそ～い産毛が無数に生えていた。

　ふと、キウイの表面を思い出してしまった。

　更に、当たりをさりげなく見回していると、電車の長い椅子に、数人の中年の女性が座っていた。

　その人たちの頭は黒かった。

と思いきや、みんな頭頂部の髪の毛の根元が真っ白。

　これ、白髪染めが無かったら、相当、老人に見えるんだろうなと思った。

　白髪染めってすごいね。

で、おばさんたちの頭頂部の白髪を見ながら、この人たちが、もしも白髪だったらどうなんだろうと想像したら、相当、おばあちゃんに見えてきた。

　運良く、今の私は、息子よりも白髪が少ないけれども、私も、ゆくゆくはそうなるのかな、つまり、禿げたり、白髪頭になるのかな～って、ちょっと心配した。

　ちょっとだけ。

　みんな、少しでも若く見られるように努力してるんですね。

　うちの妻も、毎日、朝と夜、黒いヘルメットのようなハカイダーの頭のようなものをかぶって『刺激、刺激！』って頑張ってるもんね。

　私の髪は、どうなるんだろう。

　数年前に同窓会があって、同級生の一人が、本当に一人だけ頭が真っ白になってて、びっくりした。

　それから彼のあだ名は『白髪先生』になった。

　彼は、銀行マンで、白髪のことを聞くと、職場で変な人たちを相手に仕事をしていたそうだ。

　一年で、あっという間に、白髪になったという。

　本当に、以前は、黒い生き生きとした髪だったので、驚いた。

　一年で、黒髪が白髪になってしまうんですね。

　ストレスは怖いですね。

というわけで、今日の電車の皆さんも、みんな見かけよりも年をとってるんだろうな～。

　白髪染めがなかったら、今日の電車の中は、見事に、老人ばかりの電車になってたのかな～。

　私も、白髪が増えたら、白髪染め使うことにします。

　いかに、白髪染めが人を若く見せるかが分かりました。