『世の中のヒント』

日常生活の中で気付いたことなどをいろいろ気ままに書いていきます。

成功する子供と平凡で終わる子供の分岐点とは

 誰しもが、最初から頭がいいわけではありません。


 確かに、天才と言われるような子供は希にいますが、ほとんどの子供は、努力を重ねて、優秀になっていきます。


 幼稚園、小学校、中学校と


『この子は頭がいい』


と言われて、高校もトップ校に行ったのに、結局、大学は平凡な大学に進学。


 このような子供は結構多いです。


 では、東大、京大、国医など最難関大学に進学する子供と、どの時点で差が付くのでしょうか。


 その子がどこをゴールにしているか、あるいは、その子が明確な将来のビジョンを描けているかどうかがとても重要です。


 それが、高校入学後の学力や成績に大きな影響を及ぼします。


 だから、トップ高校に合格することをゴールにしている人は、そこから伸び悩むことが多い。


 いわゆる燃え尽き症候群ですね。


 トップ校に合格したことで精根尽きてしまった。


 トップ校に合格し、精魂尽きた後、そこに見えたものは、自分よりも数段頭のいい連中ばかり。


 もう、そういう奴に追いつける気がしない。


 上を目指そうという気さえ起こらない。


 こうなってしまうと、もう、取り返すのはなかなか難しいです。


 大学に入ってからも一緒のことが言えます。


 『すごい大学を卒業したのに、何でそんな仕事してるの?』


って思う人も、私の周りに結構います。


 やはり、大学に入っても、将来の明確なビジョンを持って努力をしている人間が成功します。


 現実的には、将来の明確なビジョンを持って大学生になった学生ばかりではありません。


 医学部生に例えても一緒で


 『私は、絶対に医者になりたいのだ!』


という気持ちで、医学部に入った人は意外と少ない気がします。


 親が医者だから医者にならなければいけないとか、学校や塾の先生に医学部を勧められて、何となく医学部に入ったという生徒が結構多いのです。


 膨大な勉強量というのもありますが、そのようなわけで、殆どの大学で、大体、毎年、一割弱の生徒が留年したりします。


 また、一部の受験生の間では、医学部受験は自分のステイタスを作るゲームみたいになっている感もあります。


 優秀だけど、本当に医者になりたいとまでいかない人が多く受験することで、本当に高い志を持った人が医学部に合格できないようになってしまっているような気もします。


 地方国公立大医学部の推薦枠又は推薦入試で、一般入試ほど苦労せず合格する人がいる反面で、都市部では、本当に医者になりたい、かつ、医者に向いている人が合格することが難しい現状にもなっているように思います。


 合格出来ない人は、もちろん点数が足りなくて不合格になっているんですが、ゲーム感覚で、医学部を受験して医学部に合格できたという自己満足、あるいは自分のキャリア作りのために医学部受験をするのは、どうかなと思います。


 もっと本当の夢を見つけて、そっちで能力を発揮してもらいたいと思います。


 各大学も、面接試験において、受験生の性格、コミュニケーション能力、適性などを吟味しているのでしょうけど、やはり、短時間の面接では、受験生の本当の志を見抜くことは至難の業というよりも、無理です。


 将来、成功するかしないかについての分岐点は、やはり入学時などに将来のビジョンを持ち、夢を掴み取る確固たる気持ちがあるかないかということにあると思います。